ALWAYS 三丁目の夕日

「ALWAYS 三丁目の夕日」、吉岡秀隆堤真一薬師丸ひろ子、ほか出演、山崎貴監督、「ALWAYS 三丁目の夕日」製作委員会、2005

去年録画しておいたものを今頃見た。VFXの映画。昭和33年の東京、港区愛宕付近を想定しているらしい。蒸気機関車は本物だと思うが、都電はさすがにVFXだろう。車もアップで映っているいくつか(鈴木オートのミゼットとか)は本物だと思うが、遠景になっている車はVFXだろう。見ていて、どれがセットや本物で、どこからがVFXなのかを見るのが楽しみと言えば楽しみ。

映画の映像では、大通りの正面に建設中の東京タワーが見えることになっている。しかし、桜田通りは微妙に東京タワーからずれているので、このアングルで東京タワーが見られるようなところがあるのかなあ。もっとも角度によってはあるかもしれないが・・・。それに東京タワーは丘の上にあるから、ちょっと見え方がおかしいような。

まあVFXでここまでできるんだということがわかるのは面白い。微妙に画面合成の不自然さが感じ取れるところがいくつかあるのもご愛敬。しかしこの映画が大ヒット?見に行った人はこのベタベタなストーリーで満足したのだろうか?少なくとも自分は、このおはなしに昭和33年のリアリティ(もちろん生まれていないので知りませんが)を感じ取る機会は皆無。まあ最初からそういうところにリアリティを感じるかどうかなんて問題にしてませんよといわれてしまえばそれまでだが・・・。ディズニーランド昔の日本バージョンという代物か。こういうものをお金を掛けてつくるんだったら、昔のドラマや映画でも再放送してくれればそれでいいのでは・・・と思いますけどね。