伝七捕物帳 女ごころいたずら覚え書

伝七捕物帳」101話 「女ごころいたずら覚え書」

客演は、玉川伊佐男/水上竜子/松山照夫。水上竜子が女スリのお駒で、道で男の財布をすりとるのだが、すられた方が訳ありで、番屋に連れて行かれてもすられたことを言い出せないし、お駒も財布は自分のものだと言い張って返さない。財布には小判がぎっしりである。その代わりにお駒を襲おうとするが、伝七に助けられる。お駒は伝七に惚れ込んでしまい、菊乃屋で伝七相手にくだを巻く。その後もお駒は、謎の男から付け狙われることになるが、財布をすられた男は、翌日死体で見つかり、その後もお駒を狙う男が次々と殺される。

とにかくスリからはじまった事件がどんどんややこしくなり、事件の真相がなかなかわからない。ネタを小出しにしながら、捕り物の瞬間まで話をひっぱるところはさすが。さらに話の落ちも上手い。二段落ちである。こういう話はやはり、と思ったら脚本は池田一朗、じゃなくて鈴木兵吾。この人は上手くなったなあ。監督戸田康貴。

この回は朝方の雨で録画が途中で切れている。スカパーはこういうことがあるからなあ。切れたのが3分ちょっとだったのでまだよかったが。