三国演義 劉備求賢

三国演義」第25集 「劉備求賢」

水鏡先生は劉備に、軍師の不在を説き、臥龍鳳雛の名を語るが、さらに尋ねる劉備には「好、好」と答えない。そして水鏡先生の茅屋を去り、趙雲と出会って新野に帰る途中で単福こと徐庶と出会い、たちまち主従の契りを。しかし、たしか単福と的盧の祟りを逃れる法を語って、劉備が怒りを現すのは、新野についてからの食事の席だったと思うが・・・。

そこに早速曹操軍が。先鋒をもみつぶした劉備軍に、曹仁、李典が攻めてくる。ここはちゃんとエキストラを動員して戦いもちゃんと絵をつくっている。曹仁の八門金鎖の陣。しかし、ここは徐庶が陣を破る法を趙雲に教えるはずなのに、その場面がないな。と思ったら、趙雲は一度攻めては破れ、徐庶の策を得てもう一度攻めて陣を破ることになってました。このあたり、芸がこまかいね。

敗戦で頭に血が上った曹仁は、劉備の陣に夜襲をかけようとする。李典は止めるが言うことをきかない曹仁。結局夜襲は伏兵にあい、城もとられてしまう。しかし、曹操に程昱が献言し、徐庶の母を使っておびきよせることに。曹操徐庶の母のやりとり、徐庶の母が曹操に硯を投げつけるところもちゃんと場面になっている。徐庶の母に手紙を書くように仕向け、筆跡をまねて徐庶に手紙を出す程昱。短い手紙は、布にではなく、木板に書くようになってるところが細かい。

劉備徐庶に来た手紙を知って、去ることを許すところでおしまい。諸葛亮を迎える前の場面は、やたら話がていねいである。やはり盛り上げどころだもんね。