伝七捕物帳 花の錦の三姉妹

伝七捕物帳」103話 「花の錦の三姉妹」

客演は、入江若葉山口果林市毛良枝。須賀不二男が油問屋の主人で、黒田藩に油を納めることになる。女優たちは、この油問屋の三人娘。ところが、鬼の面をつけた侍(黒田藩の用人)がやってきて、須賀不二男は斬られてしまう。黒田藩の役人は油問屋の番頭と組んでいて、油の代金をごまかして袖の下を取ろうとしていた。ところが、主人が殺された後も、しっかり者の娘が目を光らせていて不正がうまく運ばない。伝七は黒田藩に目をつけるが、相手は大名なので当然黙っていない。

入江若葉が琴を弾いて、山口、市毛が舞を舞う場面がある。入江の琴はどうも吹き替えではなく、ほんとに弾いてるようにみえる。山口と市毛の踊りも決まっている。この三人だと入江若葉がビリングスで上に来るかと思いきや、山口果林が一番上に来る。当時の人気からはそういうものだったらしい。また、めずらしく須賀不二男が悪役ではないのでびっくり。今回は、悪役の侍の切腹シーンあり。

脚本池田一朗。しかしそう大した出来ではない。監督戸田康貴。