三国演義 回馬荐諸葛

三国演義」第26集 「回馬荐諸葛」

徐庶を涙で見送る劉備。しかし徐庶はいったん戻ってきて、諸葛亮のことを劉備に告げる。許都に出向いて母に叱られる徐庶。そのころ新野の劉備のところに水鏡先生が訪ねてきて、徐庶のことを聞き、それが曹操の罠だと喝破する。徐庶の母が自害する場面はなく、ただ墓前で徐庶が泣いている場面があるばかり。水鏡先生は、諸葛亮の才を疑う関羽に、周の太公望、漢の張良にも比すべき大賢人だと語って去る。

それから三顧の礼の場面。最初に出てくる諸葛亮の庵の「童子」は、子供どころかいい年をした若者で、やたら態度が横柄である。あれでは張飛も怒るだろう。崔州平と劉備の会話、石広元や孟公威との会話まで細かく描かれている。不平を鳴らす関、張を劉備がさとす場面もあり。

そして雪の中を二度目の訪問。外ロケだから、この雪はほんものか?そして話はここで終わり。まだ孔明と会ってもないのに一回分である。そんなことだったら、もっと時間を削って、劉備三兄弟の黄巾との戦いとか、董卓没後の長安攻防戦とか、曹操の北伐とか、いろいろやれただろうと思うが、この話は、どうしても早く孔明を出したいらしい。まあ、それはそれでよし。