三国演義 草船借箭

三国演義」第34集 「草船借箭」

計を用いて蔡瑁、張允を斬らせ、大得意の周瑜。しかし諸葛亮が気づいているかどうか心配になって、演義一のお人好し魯粛にそこを探らせる。諸葛亮がすでに計を見抜いていたと知って、周瑜の殺意は昂じるばかり。今度は「十万本の矢をつくれ」との難題をふっかける。「十日で頼む」という周瑜に、諸葛亮は「三日で仕上げて見せる」と答え、周瑜は大喜び。周瑜のニコニコ顔がかわいいね。

諸葛亮は、魯粛に兵船を借り、霧を利用して曹操から矢を手に入れる。何もわかってない魯粛があわてる間に、諸葛亮は悠然と琴を弾いている。魯粛は、たんなるまぬけな人である。しかし、画面に出ている程度の霧で、遠くから矢を射ても、あんまり船に届きそうにないのだが・・・。それから、矢が刺さるのは、積藁ではなくて、藁人形ということになっている。これも、どう考えても、積藁のほうが効率がいいような気がするのだが。まあいいや。

矢の束を見て嘆息する周瑜曹操を攻める計はいかに、と諸葛亮に問われ、二人で手のひらに「火」と書いて見せ合うところで終わり。ここはナレーションで説明を入れているが、黙って手のひらを見せ合うだけで十分意味は通じるのに。