三国演義 三顧茅廬

三国演義」第27集 「三顧茅廬」

二度目の雪中の訪問にもかかわらず、いたのは諸葛亮ではなく、弟の諸葛均劉備孔明への置き手紙もちゃんと読まれている。そこへ茅廬を訪ねてくるのは舅の黄承彦。

時間はあっという間に翌年の春になり、劉備は吉日を選んで三度目の訪問を。しかし関羽張飛も不満たらたらである。劉備は斉の桓公が五度も野人を訪ねた故事をひいて関羽をさとし、孔明など首に縄をつけてひったてるという張飛を叱りつける。賢人なくして大業ならず。劉備の思いや切。

ところが孔明は昼寝で、張飛はまたも怒り出す。孔明目覚めて、やっと顔を見せる。唐国強の初登場。孔明は羽扇はもっているが、綸巾はなし。西川の地図を広げて天下三分の計を説く孔明に、劉備は出馬を乞うが、孔明はなかなか肯んじない。とうとう泣き出す劉備(よく泣くなあ)に、とうとう出廬を決断する孔明であった。ここはちゃんと歌が流れて、孔明関係のこれまでのシーンが回想される。出廬の場面では黄夫人らしき人も出てくるが、後ろ姿だけ。さすがに本物のブサイクな女優を出すのはためらわれたのか。

その次は兵の調練にはげむ孔明。これも500人や1000人はいそうな勢い。そこへやってくる劉備孔明は博望波へ案内する。この辺はドラマオリジナルである。後は曹操に備える孫権軍の様子と、曹操陣営が劉備討伐に、夏侯惇を都督に10万の兵を出すことを決める場面で終わり。

今回もほぼ孔明の出廬だけで一回分、前回と併せて二回分である。ここまで引っ張ると、次が楽しみだ。