2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

三国演義 跳馬檀渓

「三国演義」第24集 「跳馬檀渓」 今回から第二部 赤壁塵戦編になる。 劉備が汝南から、荊州に逃れるところはナレーションで片付ける。劉表が劉備を迎えるところでは、劉表麾下の兵が楯で「劉皇叔」の人文字をつくって、おかしな踊りを・・・。それはともかく、…

三国演義 大破袁紹

「三国演義」第23集 「大破袁紹」 前回、官渡の戦いに敗れた袁紹は冀州に戻ったが、今回はナレーションの中で殺されてしまい、話はいきなり袁譚、袁尚の骨肉の争いに。袁譚の降伏の使者辛毗は、最初から袁譚を見捨てて曹操に寝返っている。曹操は袁譚の降伏…

伝七捕物帳 命を賭けた一分銀

「伝七捕物帳」99話 「命を賭けた一分銀」 客演は、左右田一平/織本順吉/鈴木政晴。ほかに子役の吉田友紀とか、梅津栄とかも出ている。左右田一平は職人で子供が一人。これが吉田友紀らしいが・・・。まだだいぶ小さいので、あばれはっちゃくの時のような顔に…

伝七捕物帳 幼な心に春が来る

「伝七捕物帳」98話 「幼な心に春が来る」 客演は、和田麻里/小池朝雄/藤岡重慶。11になる娘のお花(和田麻里)が兄の政吉をたずねて信州から江戸に出てくるが、3歳の時に別れたきりで、兄の顔がわからない。最初は伝七を兄と間違えるが、それとわかると、…

日本軍事史

『日本軍事史』高橋典幸、山田邦明、保谷徹、一ノ瀬俊也、吉川弘文館、2006 弥生時代から現代に及ぶ日本の軍事史。軍制に焦点をあてた記述になっている。それぞれの時代の軍事制度、軍の編成、徴募、軍事技術などが、時系列で概観される。古代から、幕末、明…

三国演義 官渡之戦 下

「三国演義」第22集 「官渡之戦 下」 官渡の戦いの後編。許攸による、「鳥巣の守将、淳于瓊は酒に溺れる癖があるので、精兵をもって鳥巣を襲って兵糧を焼け」という献言を、曹操は部下の反対をおして受け入れる。ここでの許攸と曹操のやりとりは、曹操軍の兵…

三国演義 官渡之戦 上

「三国演義」第21集 「官渡之戦 上」 官渡の戦はさすがに前後2回分使って描かれる。おびただしい袁紹軍の兵、馬、旗、さすがは解放軍をいくらでも使える中国である。しかし兵力で遙かに上回る袁紹軍の兵糧は足りているのに、なぜ数で劣る曹操軍の兵糧が足り…

伝七捕物帳 逆転歓喜の盃

「伝七捕物帳」97話 「逆転歓喜の盃」 客演は、今井健二/今井和雄/京 春上。早瀬様の上役の与力が斬られ、調べていくうちに同僚の与力(今井健二)が怪しいことがわかってくる。しかし、上役のつけていた日誌を手に入れた早瀬様はおびきだされて、屋敷に火…

伝七捕物帳 死神が匙を投げた女

「伝七捕物帳」96話 「死神が匙を投げた女」 客演は、黒沢のり子/松山省二/睦 五郎。最初に紀州屋が、家族を斬り殺し、自分も自殺して川に飛び込む場面が・・・。スプラッターだ。それから十年、ひとり生き残ったのが、黒沢のり子。よく出てくるなあ。死んだ…

激動の昭和史 軍閥

「激動の昭和史 軍閥」、小林桂樹、加山雄三ほか出演、堀川弘通監督、東宝、1970 東宝8.15シリーズの三本目。これまでとはだいぶ毛色が変わり、戦争映画というより歴史ものになった。戦闘シーンはこれまでの映画や記録映画の使い回しである。三船敏郎はまた…

日本海大海戦

「日本海大海戦」、三船敏郎ほか出演、丸山誠治監督、東宝、1969 これも東宝製作の戦争映画。「連合艦隊司令長官 山本五十六」の翌年の製作で、スタッフ、キャストはほぼ同じ。今度の三船敏郎は、当然東郷平八郎役である。といっても、今回は東郷平八郎個人…

連合艦隊司令長官 山本五十六

「連合艦隊司令長官 山本五十六」、三船敏郎ほか出演、丸山誠治監督、東宝、1968 東宝オールスターキャストの戦争映画。これはむかしむかしにテレビで一度見た。といっても、今回改めて見てみると、ラストシーン以外はほとんど記憶にない。 三船敏郎の存在感…

三国演義 孫策之死

「三国演義」第20集 「孫策之死」 すっかり話の展開から置いてきぼりにされていた孫策。今回で死んでしまうとは哀れ。まあ演義でそういう扱いになっているのでしかたない。 孫策を討てと書かれた呉郡の太守、許貢の密使を捕らえた流れで、許貢を斬る孫策。そ…

伝七捕物帳 人情むらさきのれん

「伝七捕物帳」95話 「人情むらさきのれん」 客演は、佐野浅夫/植木まり子/坂本長利。それから島田順司。佐野浅夫はもとスリの名人で、いまは甘酒売り。その娘が植木まり子。植木まり子の許嫁で、呉服屋でのれん分けをさせてもらい、のれんと百両もらった…

ホルスト・シュタイン

リヒャルト・シュトラウス「英雄の生涯」、ドボルザーク「交響曲第8番ト短調」、ホルスト・シュタイン指揮、NHK交響楽団(1993.11.6、NHKホール:R.シュトラウス)、(1987.11.18、NHKホール:ドボルザーク) NHKBSの「クラシック・ロイヤルシート」での放…

三国演義 古城相会

「三国演義」第19集 「古城相会」 劉備を追って黄河をわたる関羽一行。黄河はほんとに黄色いな。孫乾と再会し、劉備がすでに汝南へ去ったことを聞かされる。それを夏侯惇が追ってくる。夏侯惇は左目がないが、日本制作のまんがやアニメでは必ず眼帯をしてい…

石内都展 ひろしま Strings of Time

「石内都展 ひろしま Strings of Time」、広島市現代美術館 8月10日までの展覧会。これは美術館からタダでチケットが送られてきたのと、先々週のNHK「日曜美術館」で作品製作の過程をまるまる一回使って取り上げていたのを見たのとで、行きました。 しかし、…

三国演義 千里走単騎

「三国演義」第19集 「千里走単騎」 関羽、曹操の下を去り、五関に六将を斬るの回。曹操から路銀と錦袍を渡され、青龍偃月刀で錦袍を受ける場面もちゃんとカバー。関羽の礼に対して、曹操も礼をとるので、ちょっと感動する。廖化の登場、胡班の父、胡華から…

ブラジルから来た少年

「ブラジルから来た少年」、グレゴリー・ペック、ローレンス・オリヴィエほか出演、フランクリン J.シャフナー監督、イギリス、1979 佳作との評価が高いこの映画。見たのははじめて。 グレゴリー・ペックが、ヨーゼフ・メンゲレ役。この映画が製作されたころ…

三国演義 掛印封金

「三国演義」第17集 「掛印封金」 関羽が劉備を追って曹操の下を去ろうとする回。中国語では関羽の廉潔を強調してこういうタイトルになるわけね。 曹操から、劉備の二夫人を護るために同宿せよと命じられ、そんな命には従えないと夜通し門外に立ち通す関羽。…

伝七捕物帳 男ごころに十手が光る

「伝七捕物帳」94話 「男ごころに十手が光る」 客演は、藤巻 潤/中原ひとみ/勝部演之。今回は早瀬様の話。早瀬様の「せいしかん」(と確かにいっている)時代の先輩の藤巻 潤と、そのもと同輩の勝浦藩目付二瓶秀雄が勝浦藩の悪人、勝部演之の陰謀に引っか…

三国演義 関羽約三事

「三国演義」第16集 「関羽約三事」 献帝が董承に下した密詔を受けて、吉平が曹操を毒殺しようとするが、下僕の密告ですぐにバレる。しかし曹操に飲ませそこなった毒薬が床に落ちたとたんシュワシュワ泡を吹くというのはどういうことか。そんなもの一口で吐…

伝七捕物帳 とかく浮世は色と金

「伝七捕物帳」93話 「とかく浮世は色と金」 客演は、佐山俊二/真山知子/石山律雄。ほかに、死神博士天本英世とか、田口計も出てくる。質屋の伊勢屋に盗賊が入るが、何もとられたものがないといって届けを出さない。伝七は伊勢屋が下手人のひとりを知って…

三国演義 袁曹起兵

「三国演義」第15集 「袁曹起兵」 袁紹ついに起兵。陳琳の檄文が読まれるのがおもしろい。一方徐州を奪った劉備のところへは、劉岱、王忠のザコ二人が丞相旗を持って牽制に出向き、王忠はあっさり関羽につかまり、張飛は劉岱を生け捕る策をめぐらす。 この回…

伝七捕物帳 涙にかくす親ごころ

「伝七捕物帳」92話 「涙にかくす親ごころ」 客演は、曽我廼家明蝶/瞳 順子/蟹江敬三。曽我廼家明蝶はよく出てくるなあ。蟹江敬三も二度目か三度目である。曽我廼家明蝶は桶屋のおやじで、瞳 順子はその娘。蟹江敬三は職人で、瞳 順子に岡惚れ。そこにお旗…

遊星よりの物体X

「遊星よりの物体X」、ケネス・トビー、ロバート・コーンスウェイトほか出演、クリスチャン・ナイビー監督、アメリカ、1951 1982年のジョン・カーペンター版「遊星からの」のほうはずっと前に見たのだが、こちらの1951年オリジナル版はいまごろになって初め…

上方武士道

『上方武士道』司馬遼太郎、中央公論社、1969 司馬遼太郎の初期の長編。公家の出でありながら撃剣の達人、高野則近が、青蓮院宮の密命を受けて京から江戸に旅をする話。行く先々で、刺客が来たり、忍者が出たり、女と寝たりする。東海道中膝栗毛剣術版という…

伝七捕物帳 酔いどれ芸者の心意気

「伝七捕物帳」91話 「酔いどれ芸者の心意気」 客演は、春川ますみ/天津 敏/白木万理。春川ますみが芸者役。最初、酔っぱらって道ばたに倒れていたのだが、なぜか次の場面では赤っ鼻の家におしかけ女房として乗り込んでいる。怒った赤っ鼻のかみさんは、自…

白鯨

「白鯨」、グレゴリー・ペック、リチャード・ベースハートほか出演、ジョン・ヒューストン監督、アメリカ、1956 メルヴィルの小説にほぼ忠実な映画。原作が長いので、細部を忠実に再現ということはむずかしいが、原作の雰囲気を表現するという点では、かなり…

三国演義 煮酒論英雄

「三国演義」第14集 「煮酒論英雄」 献帝の御前での劉備への報奨(ここは中山靖王劉勝から劉備までの系図をほんとに全部読み上げていた)、許田の巻狩、献帝の血書の密詔、そして煮酒論英雄の段と、演義どおりの展開。でも劉備が箸を取り落とすくだり、雷が…