伝七捕物帳 無実の獄門

伝七捕物帳」104話 「無実の獄門」

客演は、中尾 彬/津山登志子吉田義夫。中尾 彬は店の使用人で、山形屋吉田義夫)の店の主人の娘と密会して店に戻ると主人ほか使用人もみな殺されている。そこで、殺しの疑いがかかってくる。中尾 彬の妹は奉行所に駆け込み訴えをするが、事件の担当は南町。動かぬ証拠をつかんで突きつけなければ裁きは覆せない。山形屋の娘は我が身かわいさで、証言を拒む。犯人は店の大番頭だと目星はつくが証拠がない。中尾 彬の処刑の時刻は容赦なく迫ってきて・・・。

罪人の引き回しについての説明がナレーションで入って勉強になる。吉田義夫の豹変ぶりは上手いなあ。今回の話は半ばはこの人の演技でもっているようなものである。中尾 彬はまじめ一本、善人一筋の役。脚本池田一朗。今回は捕り物や謎解き以外のところで上手に作っている。監督戸田康貴。