三国演義 火焼博望坡

三国演義」第28集 「火焼博望坡」

劉備諸葛亮ばかりを大事にするのがおもしろくない関羽張飛。一方劉備は、夏侯惇率いる曹操の軍が心配で仕方がない。諸葛亮は、劉備に自分を信じるかどうか迷っているのだろうと喝破する。劉備は自ら剣と印を諸葛亮に預けるのだった。演義では、諸葛亮から剣印を求めることになっていたはずなので、ここはドラマの創作。作戦を将たちに指示する場面でも、諸葛亮が「剣印ここにあるを見たか」というのを劉備が遮り、史記での張良の故事を引いて、関羽張飛をなだめることになっている。

夏侯惇の軍はエキストラ1000人くらいはいそう。趙雲だけでなく、めずらしく劉備夏侯惇が一騎打ちする場面が見られる。博望坡での火計の場面は、ほんとに兵の体に火がついている。あぶないあぶない。勝った後で、関羽張飛はあっさり孔明に心服してめでたしめでたし。

身の振り方を相談してくる劉琦に二階に上げられて梯子を外され、仕方なく孔明が策を授けるところは演義のとおり。その後すぐに曹操は50万の軍で攻めてくる。劉表はあっさり死に、蔡瑁は遺言を偽造して曹操に降伏することにする。蔡瑁曹操への密書を手に入れる劉備。また泣いてるよ・・・。曹操軍の先鋒を新野に引き入れ、火計と水計で痛めつけるところでおしまい。あいかわらず話の展開はゆっくり。