伝七捕物帳 文治一番手柄

伝七捕物帳」106話 「文治一番手柄」

客演は、瀬川菊之亟/西 恵子/伊達三郎。神田の日暮長屋で井戸替えをしようとしていたら、井戸の中から小判がざくざく出てきた。もちろん長屋では小判の取り合いに。しかし小判は葵御紋の刻印金で、小田原で一年前に奪われた御用金だった。

瀬川菊之亟は講釈師だが体はもうガタガタ、で、西 恵子のおじいさん、西 恵子は紀州屋の奉公人で息子の嫁に、という話になっていたが、いきなり暇を出されてしまう。話は御用金泥棒と殺しの二段構えになっていて、落ちも工夫してつくってある。タイトルの通り、文治は一番手柄なので、指締めの音頭をとり、「めでてぇな」も文治が言う。

脚本内田弘三、監督山田達雄