三国演義 ?輾統献連環

三国演義」第36集 「?輾統献連環」

謀略戦でいいかげんに疑心暗鬼になっている曹操。またまた東呉へのスパイを募集する。それに応じるのが蒋幹。程昱は頭からバカにしているが、蒋幹は汚名を雪ぐとめげない。

一方周瑜の陣では、魯粛が?輾統を推挙して、以前?輾統が連環の計を説いていたことを語る。そこへ蒋幹が来たとの報せ。周瑜は内心小躍りするが、わざと怒りをよそおって蒋幹に対し、幽閉してしまう。そこにいるのが?輾統。今回初登場である。たしかに風采の上がらない感じで、四角い顔のおじさんである。蒋幹は?輾統を連れて曹操の陣へ。対面の場面で、二人は茶を喫しているのだが、片耳のデミタスカップみたいなもので茶を飲んでいる。このころからそんなものがあったのか?

曹操は?輾統を大歓迎。水塞と陣を案内してまわるのだが、兵は船酔いして、船端からほんとにゲロゲロやっている。宴席では皿形の盃で酒を飲んでいるが、周瑜の陣でも三足の杯で飲んでいた。両方あったらしい。?輾統は連環の計を献じ、曹操はまたまた喜ぶ。?輾統は江東の民を損なわないことを約束してくれと曹操に頼むが、ここは自分の家族を助けるよう頼むはずでは・・・。

陣を出た?輾統のところに徐庶がいきなり現れて?輾統の計を難詰。?輾統は徐庶に難を逃れる計を授ける。その後曹操が陣を回って、楽師を激励する場面があるが、この楽師、演義に出てきたっけ?wikiにも名前がない。とにかく曹操は江東平定のための大宴会に夢中である。

今回の収穫は曹操の要塞か。遠景はミニチュアだろうが、船も陣も、とにかくよく作ってある。これをみんな燃やすと思うと・・・もったいない。