ハービー/機械じかけのキューピッド

「ハービー/機械じかけのキューピッド」、リンジー・ローハンマイケル・キートンマット・ディロンほか出演、アンジェラ・ロビンソン監督、アメリカ、2005

なつかしの「ラブ・バッグ」シリーズの新作。最初の場面で、過去のハービー名場面が新聞記事の紹介という形で回想されていて、むかしのファンには思い出がよみがえってくる。

ちょっと調べると、このラブ・バッグ・シリーズは、
ラブ・バッグ(1969)
続ラブ・バッグ(1973)
ラブバッグ/モンテカルロ大爆走(1977)
ビバ!ラブ・バッグ(1980)
新ラブバッグ/ハービー絶体絶命!(1997)

と製作されていて、最後の1997年版はTVムービーなので除いたとしても、本作で5作目ということになる。ちゃんと「ラブ・バッグ」をタイトルに入れておいてくれればいいのに・・・。

おはなしは、大学の卒業祝いに、リンジー・ローハンが中古車の安いのを買ってもらうことになり、スクラップ寸前のハービーがリンジーのもとにやってくるところから。リンジーは以前レースに挑戦していたが、事故を起こして親(マイケル・キートン)からレースを禁止されているのだが、ハービーがやってきたことで、レースへの血が騒ぎ・・・という展開。

悪役のライバルレーサー、マット・ディロンとのやりとりとか、ハービーのウィンクとか、いろいろ見どころはあるが、最後のNASCARアメリカの改造車レース)が見せ場になっていて、こっちは本物のNASCARドライバーが多数出演し、ハービーはCGのおかげでいろいろとあり得ない走りをして見事優勝。

ストーリーはご愛敬だが、ハービーがやっぱり可愛い!最後のシーンは、ニュービートルとハービーが並んでいるところなのだが、やっぱりニュービートルはパチモンで、ビートルは古い方が本物だなーと実感。自分が昔ビートルに乗っていたので、よけいに思い出深い。

主演のリンジー・ローハンは、あっちのアイドルでそこそこかわいいのだが、吹き替えで声をあてているのが土屋アンナ。やんちゃな感じの声で、役柄とズレているわけではないのだが、他に人はいなかったのかなあ。