インドなんて二度と行くか!ボケ!!

さくら剛『インドなんて二度と行くか!ボケ!! ・・・でもまた行きたいかも』、アルファポリス、2006

さくら剛のインド旅行記。ノリは、後の二著と基本的には同じ。しかし、中谷美紀インド旅行記を読んでからこっちを読むと、まるっきり話がちがうね・・・。まあ中谷美紀は貧乏旅行はしていないだろうし、それなりに高い(インド基準で)お金を払って普通のホテルに泊まり、ちゃんとしたガイドを雇って旅をしていたのだろう。こっちは、外国人と見ると1ルピーでも余分にふんだくろうとするインド人の群れと、ずっと戦い続ける旅である。回っているのは、デリー、ジャイプール、バラナシ、アグラ、の北インドのみ。

外国人からボッタクろうとする姿勢はアフリカよりずっとひどいのではないか?これを読むとIT大国インドなんてものは、貧民の海に浮かんだ島のようなものである。自分には中谷美紀のマネはできても、さくら剛のマネは無理だわ。食あたりもきつそうだし・・・。

こういう国で一応民主政治が成立しているということ自体、半ば奇蹟のような話。機会があれば一度行ってみたいが・・・。最低でも1週間か10日はいないと意味がなさそうだ。日程的にきついけど、なんとかしたいなあ。