伝七捕物帳 恋の掛け橋 情の涙

伝七捕物帳」157話 「恋の掛け橋 情の涙」

客演は、伊吹吾郎/藤村有弘/末次美沙緒。太吉(伊吹吾郎)は、ちょろ松や小春姐さんの昔なじみ。大坂に行っていたが、おしん末次美沙緒)と夫婦になるために戻ってきた。おしんは、上州屋に奉公に出ていて主人(須賀不二男)に気に入られ、親が病気なのに家に帰してもらえない。主人がおしんを手込めにしようとしていたところに、後をつけていた太吉が出てきて主人ともみ合う。太吉がなぐられて伸びている間に、別の二人組が現れて主人を刺し殺す。番頭の安三(藤村有弘)が直後にそこにとおりかかって、下手人は太吉ということにされてしまう。ところが、二人組の背後には安三が・・・。安三は実は昔は盗賊で、店の内儀とデキており、主人の命を狙っていたのだった。

藤村有弘はこのシリーズはじめてでは?懐かしいなー。伊吹吾郎はまだ元気なだけに、よけいにそう思う。しかも悪役だし。回想シーンとして、太吉の前で小春姐さんが啖呵を切って張り手を喰らわすところが出てくる。小春姐さんはやっぱり芸者が似合うねぇ。前回欠席だった早瀬様も出てきてよかった。話は、あまりにもネタバレが早すぎて緊張感なし。

脚本佐々木武観。この人もはじめてか。監督松尾正武