伝七捕物帳 長屋に咲いた夫婦花

伝七捕物帳」159話 「長屋に咲いた夫婦花」

客演は、松山省二/紅 景子/吉田義夫。伝七の長屋の隣部屋に、源太(松山省二)、お安(紅景子)の夫婦が越してくる。源太は素寒貧のはずなのに、道具箱に知らないうちに財布が入っていたので、仲間と景気よく飲んでしまう。その財布は鉄五郎(吉田義夫)がたまたま入れたものだったのだが、鉄五郎はもと盗賊の一味で、昔の仲間から死んだ親分の隠した金を出せと迫られる。財布にはその隠し金のありかを書いた紙が入っていたのだ。

実は財布は、出せば源太が使ってしまうからと、お安が隠し、その後奉行所に届けていた。財布が源太の手に渡ったらしいと知って、鉄五郎の仲間だった盗賊も源太を狙ってくる。盗賊はお安を脅して、財布を奉行所から取り返してこいと迫る。

伝七は鉄五郎を放免してやるが、いくら隠した金のありかを知らせたからといって、もと盗賊を勝手に許していいのかなあ。松山省二と紅景子は実際に夫婦関係。捕り物のほうはさっさと終わってしまい、後は5分くらい使って、源太とお安の夫婦愛の話。みなが伝七に早くヨメをもらうように勧めておわり。今回はまた早瀬様が出てこない。次は最終回だから、みんな揃ってほしいのだが。

脚本桜井康裕。監督山田達雄