えびボクサー

えびボクサー」、ケビン・マクナリー、ペリー・フィッツパトリックほか出演、マーク・ロック監督、イギリス、2002

おバカコメディと思って見たら、まあ半分はそうなのだが、基本は人情もの。えびの造型はなんともいえずしょぼく、まあそこがいいともいえる。元ボクサーでいまはぱっとしない生活をしているパブのおやじが、巨大えびをボクサーにして一儲けをたくらむというおはなし。えびは期待したほど出てこない。しかしえびが出てくるところはよし。

えびが闘技場を走り回って人間を吹っ飛ばしたり、扉を破って逃げ惑う人を追い回したりするところは笑えた。しかし人情部分にはあまり魅力は感じない。えびと南国で暮らすって、どうするの?まあうるさいことはいわずに、えびの変な動きを楽しむ映画。