ドラゴンへの道

「ドラゴンへの道」、ブルース・リーチャック・ノリスほか出演、ブルース・リー監督、香港、1972

これは子どもの頃から何回見たかわからないくらい見たが、たまたまNHKBSでやっていたので・・・。ブルース・リー、動き速い、速すぎだよ。キックは鞭がしなるように決まり、棒もヌンチャクもたっぷり味わえる。やはりブルース・リーは、これが一番。

チャック・ノリスとのコロセウム(の書き割り)での決闘は、パワーと技の真っ向勝負。昔は、これがほんもののコロセウムに見えていたが・・・。ブルース・リーの肉体はそれ自体芸術の域。それに加えて「おまいはぁー、タンロンかぁー」という例の台詞も、ムダにコミカルな前半も、気が強くてちょっと可愛いノラ・ミャオも楽しめるのである。こんなぜいたくがあっていいものか。金がかかった「燃えよドラゴン」でなくても(あれもいいんだけど)、これくらい楽しめるのである。ラスボスを倒さずに警察が引き立てていくところも好き。しかし、たかが中華料理屋の地上げくらいでこんなに人が死んでいいのか?