2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

三国演義 合肥会戦

「三国演義」第54集 「合肥会戦」 いつもナレーションですまされている曹操と孫権の合肥攻防戦。今回はやっと画面に。とはいえ、今まで取り上げられていなかったマイナーな戦い。呉ファンまたは張遼ファンでなければ、かなりどうでもいい。エキストラの動員…

伝七捕物帳 男なさけに花が散る

「伝七捕物帳」121話 「男なさけに花が散る」 客演は、田村高広/真山知子/綾川 香。田村高廣は、伝七の幼なじみで、大坂で富をつくった泉屋新兵衛。あまりにあこぎな商売のおかげで大坂ではやっていけなくなり、江戸に戻ってくる。一から商売をやりなおそ…

コレクションに見る「手わざ」の美

「コレクションに見る「手わざ」の美」、京都国立近代美術館 こちらは特別展ではないほうの小展示。特別展のアール・アンド・クラフツと連動していて、工芸と絵画に見られる「手わざ」を見せるという趣旨の展示。 中心になっているのは下村良之介で、この人…

生活と芸術——アーツ&クラフツ展

「生活と芸術——アーツ&クラフツ展 ウィリアム・モリスから民芸まで」、京都国立近代美術館 向かいの京都市美術館のほうは「芸術都市パリの100年展」で、ちょっと内容がくどい感じだったので、こちらを見ることにした。アーツ・アンド・クラフツというのは日…

狩野派と近世絵画 ~壮麗と瀟洒と~

「狩野派と近世絵画 ~壮麗と瀟洒と~」、相国寺承天閣美術館 承天閣美術館の所蔵品の展覧会。11月までが前期、12月から来年3月までが後期で、展示替えをやるようだ。狩野派を中心に、同時期の長谷川派や原在中、土佐派の絵や関係のある人物の書などがかかっ…

リッカルド・ムーティ ウィーンフィルハーモニー管弦楽団

ヴェルディ「ジョバンナ・ダルコ」序曲、「シチリア島の夕べの祈り」より「四季」、チャイコフスキー交響曲第5番 リッカルド・ムーティ(指揮)、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 フェスティバルホール 2008.9.15 ムーティ/ウィーンフィルの日本公演。今回…

伝七捕物帳 子は宝 情の折檻

「伝七捕物帳」120話 「子は宝 情の折檻」 客演は、田中 浩/平泉 征/沼田曜一。瀕死のヤクザから伝七は朝鮮人参の抜け荷があるという情報をつかみ、それに五島屋(沼田曜一)が関わっているらしいということがわかる。しかし抜け荷らしい荷物は長崎奉行御…

三国演義 単刀赴会

「三国演義」第53集 「単刀赴会」 関羽「単刀会」の回。孫権はなんとか荊州を手に入れようと、張昭の献策で諸葛瑾の家族が人質になっているということにして諸葛瑾を成都に送って、荊州返還を劉備に要求する。 諸葛亮はまた一芝居打って荊州のうち三郡だけ返…

三国演義 奪占西川

「三国演義」第52集 「奪占西川」 冒頭馬超が攻めてくる。あらためて気づくが、馬超には髯がない。このシリーズで髯がない三傑といえば、呂布、趙雲、馬超である。みなカッコイイ。 で、馬超は「張飛はいるか。怖いのか」とさかんにののしっているのだが、城…

三国演義 義釈巌顔

「三国演義」第51集 「義釈巌顔」 行軍中にみかんを盗んだ兵をむちでほんの少しぶんなぐる張飛。しかし鞭が藁のひもみたいなものではぜんぜん雰囲気が出ない。音もしないし。ちゃんと皮の鞭をびしっと振るってもらいたい。 張飛の行く手に立ちふさがるのは厳…

常栄寺雪舟庭

常栄寺(山口市宮野下2001) 山口に行ったので、とりあえず行ってきました雪舟庭。大内政弘が雪舟に作庭させたという言い伝えがある庭。この常栄寺はもと大内教弘の菩提寺で、現在の寺号になったのは幕末から。臨済宗東福寺派の寺。 庭は、南側が本堂に面し…

広島交響楽団 モーツァルト「ピアノ協奏曲第23番」、ハイドン「交響曲第94番」

モーツァルト「交響曲第14番」「ピアノ協奏曲第23番」「交響曲第24番」、ハイドン「交響曲第94番 驚愕」、秋山和慶(指揮)、伊藤恵(ピアノ)、広島交響楽団、アステールプラザ大ホール、2008.9.12 図書館に立ち寄ったら、人がわらわらと集まっていたのでこ…

伝七捕物帳 罪の身代り子守唄

「伝七捕物帳」119話 「罪の身代り子守唄」 客演は、夏川かほる/前田 吟/三浦布美子。菊乃屋に捨て子が置き去りにされるが、この子供の母親が三浦布美子。三浦布美子の兄で島送りから帰ってきたのが、前田吟。前田吟は、三浦布美子に子供を孕ませた伊勢屋…

三国演義 鳳雛落坡

「三国演義」第50集 「鳳雛落坡」 まず劉備が劉璋に兵糧と兵の借用を申し入れ、それに対する答えがはかばかしくないので、?輾統が三つの策を献じ、その後張松の死が知らされることになっている。また劉璋からの借用への返事に対して、劉備が怒っている様子も…

有頂天家族

『有頂天家族』森見登美彦、幻冬社、2007 ずいぶん前に図書館に予約を入れておいたものがようやく来た。森見登美彦は人気なので、予約を入れていてもなかなか順番がまわってこないのだ。 今回の登場人物は、狸、天狗、そして人間。主人公は狸の矢三郎。で、…

幕末

『幕末』司馬遼太郎、文春文庫、2001 「幕末暗殺史」とでもいうような司馬遼太郎の連作短編集。桜田門外の変から、王政復古直後のパークス襲撃事件まで12編の短編が並んでいる。著者はあとがきで、「暗殺は嫌いだ。桜田門外の変を除けば、歴史への影響もない…

伝七捕物帳 飛び込んできた女狐

「伝七捕物帳」118話 「飛び込んできた女狐」」 客演は、加賀まりこ/津山登志子/湊 俊一。ちょろ松が拾ったかんざしがきっかけで、抜け荷が行われているらしいことがわかる。そんなときに、文治のところに、お葉=加賀まりこが「昔生き別れた姉さんだよ」…

伝七捕物帳 紫房の十手が許さねえ!

「伝七捕物帳」117話 「紫房の十手が許さねえ!」 客演は、須藤 健/和崎俊哉/大原ますみ。市松模様の帯が次々と奪われるところからはじまり、娘を捜している爺が殺されたり、その調べをヤクザが邪魔しにきたり、といろんなエピソードが張られて、中盤くら…

帝国のオーケストラ

「帝国のオーケストラ ~ 第2次大戦下のベルリン・フィル」、エンリケ・ランチ監督、ドイツ、2007 NHK BS2の「クラシックロイヤルシート」枠で8月31日に放送していたドキュメンタリー。この枠はいつも音楽だけを流していて、こうしたドキュメンタリーを放送…

反中vs.親中の台湾

『反中vs.親中の台湾』近藤伸二、光文社新書、2008 著者は、毎日新聞で初代の台北支局長をつとめた記者。表題のとおり、中国との関係にも触れているが、主に陳水扁政権以後の台湾の政治情勢全般に触れた本。2008年3月の総統選の結果を踏まえて、民進党と国民…

三国演義 劉備入川

「三国演義」第49集 「劉備入川」 劉備は兵を率いて西川へ。劉璋は劉備を出迎えようとするが、臣下は必死で止める。歓迎の宴で、魏延らが剣舞にことよせて劉璋を殺してしまおうとするが、あっさり見抜かれて失敗。嘆息する?輾統。 一方孫権は、また劉備を攻…

伝七捕物帳 怨みの子守唄

「伝七捕物帳」116話 「怨みの子守唄」 客演は、岡田英次/丘さとみ/大和田獏。今村文美=子守娘のおすみは、身に覚えのない盗みの疑いをかけられたあげくに店を追い出されてしまい、入水。岡田英次の上州屋は、伝七の追及にもふてぶてしく笑うばかり。とこ…

ディープブルー

「ディープブルー」、マイケル・ガンボン(ナレーション)、アラステア・フォザーギル、アンディ・バイヤット監督、イギリス、ドイツ、2003 海洋ドキュメンタリー。最低限のナレーションだけで、それも余計な説明は入れない。ひたすら海の様子が映っているだ…

三国演義 張松献図

「三国演義」第48集 「張松献図」 今回から第三部「三足鼎立」のはじまり。益州から張松が、漢中の張魯討伐を曹操に頼むためにやってくる。しかし張松は曹操の態度が気に入らないので、わざと不遜な態度で曹操を怒らせる。その後曹操の主簿、楊修とやりあっ…

伝七捕物帳 道祖神は何を見た

「伝七捕物帳」115話 「道祖神は何を見た」 客演は、二木てるみ/吉田義夫/外山高士。婚礼でいきなり吉田義夫こと近江屋の婿が殺され、それが道祖神の石仏様の仕業だというので大騒ぎ。伝七は現場に落ちていた花火の包み紙の燃えかすから、調べをはじめる。…

炭焼喰人 ミスジ

「炭焼喰人 ミスジ」、亜紗美 川又シュウキほか出演、奥渉監督、シネポップ、2007 焼肉屋の再興をめぐって、主人公の女の子がジンギスカン屋と焼肉で対決したり、グルメレポーターと戦ったり、母を捨てた父に復讐とかする話。ずいぶん脱ぎっぷりがいいなと思…

蜜味 みつみ

「蜜味 みつみ」、小栗香織、川本淳市ほか出演、服部光則監督、ケイエスエスエムイー、2004 サラリーマンが仕事帰りの車で、ウェディングドレス姿で道ばたに立っている女を拾ってその虜に・・・、といういかにもつまらなそうで、見てみると実際につまらないとい…

ミッドウェイ

「ミッドウェイ」、チャールトン・ヘストン、ヘンリー・フォンダほか出演、ジャック・スマイト監督、アメリカ、1976 これは確か映画館で見たはず。というのが、これも「センサラウンド方式」の映画だったから。飛行機のエンジン音、機銃や高角砲の発射音、爆…

三国演義 割鬚棄袍

「三国演義」第47集 「割鬚棄袍」 馬騰が曹操におびきよせられる場面はナレーションで片付けられ、話は馬騰が曹操の前に引き出されるところから。で、話はただちに馬超の曹操攻めへ。戦闘シーンはちゃんとロケで撮影している。「赤い戦袍を着たのが曹操だ」…

伝七捕物帳 鳩笛怨み唄

「伝七捕物帳」114話 「鳩笛怨み唄」 客演は、梶三和子/小林勝彦/阪東太三郎。奉行所へ訴状を届けようとした爺は、奉行所の中に連れて行かれて訴状を出したところ、帰り道で同心にいきなり斬り殺されてしまう。悪者は同心の小林勝彦と岡っ引きの南道郎。伝…