伝七捕物帳 怨みの子守唄

伝七捕物帳」116話 「怨みの子守唄」

客演は、岡田英次丘さとみ/大和田獏。今村文美=子守娘のおすみは、身に覚えのない盗みの疑いをかけられたあげくに店を追い出されてしまい、入水。岡田英次の上州屋は、伝七の追及にもふてぶてしく笑うばかり。ところが夜中になると店におすみの子守唄が・・・。前回に続いて怪談シリーズらしい。

しかし死んだと思われていたおすみは生きていて芝居の一座でめんどうを見られていた。そして一座の子供のおふみが、おすみの怨みを晴らそうと上州屋にいたずらを。上州屋の娘はいたずらの結果、事故で死んでしまう。さらにはとうとう上州屋も火事で半焼けに。

伝七には下手人の目星がついているだけになるべく捕まえたくない。しかし事が大きくなり、早瀬様にも叱咤されて動かざるを得なくなる。伝七はおすみを連れて尼寺へ。

今回は被害者のはずの岡田英次がまるっきり悪者にされていて、おすみに同情を集める話。伝七のおすみへの説諭が胸を打つ。おすみ役の今村文美は、イモっぽいがこの役にはぴたりとはまっている。

脚本はやはりこの人、池田一朗。監督長谷川洋。