伝七捕物帳 子は宝 情の折檻

伝七捕物帳」120話 「子は宝 情の折檻」

客演は、田中 浩/平泉 征/沼田曜一。瀕死のヤクザから伝七は朝鮮人参の抜け荷があるという情報をつかみ、それに五島屋(沼田曜一)が関わっているらしいということがわかる。しかし抜け荷らしい荷物は長崎奉行御用の品で手が出せない。店には、亡くなった先妻の子と後妻の子がいて、後妻の子はいたずらばかり。しかし後妻の子は、抜け荷の話をしている現場を見てしまい、命を狙われることに。

沼田曜一は今まで100%悪役でしか出てこなかったのだが、今回は違った。謎解きにはあまり力が入ってなくて、兄弟と親子の人情話の方が中心。ていねいにつくってあるが、ネタバレが早かったり、捕り物に迫力がなかったりと、池田一朗脚本の中では、そんなに上出来というわけではない。監督長谷川洋。