三国演義 単刀赴会

三国演義」第53集 「単刀赴会」

関羽「単刀会」の回。孫権はなんとか荊州を手に入れようと、張昭の献策で諸葛瑾の家族が人質になっているということにして諸葛瑾成都に送って、荊州返還を劉備に要求する。

諸葛亮はまた一芝居打って荊州のうち三郡だけ返すという手紙を持たせて諸葛瑾を帰す。しかし関羽劉備諸葛亮の真意を悟って三郡も返さない。諸葛瑾はまぬけにも成都に戻って劉備に訴えるが、「漢中を取ればその時に荊州を返す」とバカにしたような返事が返ってくるだけ。

孫権魯粛にはかって、宴を張って関羽を招き、荊州返還を迫った上で諾がなければ斬ってしまうことに。関羽魯粛の招きを受けて、臣下が止めるのもかまわずわずかな供を連れて江東の臨港亭へ。ここは久しぶりに歌詞つきの歌が流れる。この歌はなかなかカッコイイ。関羽は船上、威風堂々である。

亭内での関羽魯粛のやりとりは、京劇の「単刀会」ではなく演義どおり。まあこれは当然。関羽魯粛の腕をしっかりつかんだまま、江東の兵たちをしりめに悠々と船上の人に。関羽が大笑する場面でおひらき。しかしこの話、魯粛役の人が赤壁の時と違っている。前の回ではけっこうな年配に見えたから、寿命か病気で出られなくなったのか?製作期間の長い映画ではたまに起こることではあるけど、前の魯粛役の人のその後が心配。