伝七捕物帳 鳩笛怨み唄

伝七捕物帳」114話 「鳩笛怨み唄」

客演は、梶三和子/小林勝彦/阪東太三郎。奉行所へ訴状を届けようとした爺は、奉行所の中に連れて行かれて訴状を出したところ、帰り道で同心にいきなり斬り殺されてしまう。悪者は同心の小林勝彦と岡っ引きの南道郎。伝七は死体のそばにあった鳩笛を手がかりに下手人を捜す。爺の後を追いかけて娘の梶三和子と姪が田舎から江戸に出てくるが、その話から同心たちの悪行がわかり・・・。

伝七が悪党の同心に、めずらしく鎖ではなく、小柄を投げる。あれ、と思ったら、これが悪党の同心の持ち物だった。伝七の侍批判の口上は相変わらず。捕り物は明らかに寺の境内だが、「寺社地には捕り方は入れない」という「裏通りの鼠たち」で出ていた設定はどうなっちゃってるのか。この時代には話ごとの脚本家はいても、シリーズ構成がいないからしかたないのか。しかし本来、プロデューサーがよく見ていなければいけないはずだが。

脚本吉田義昭、監督曽我仁彦。