三国演義 義釈巌顔

三国演義」第51集 「義釈巌顔」

行軍中にみかんを盗んだ兵をむちでほんの少しぶんなぐる張飛。しかし鞭が藁のひもみたいなものではぜんぜん雰囲気が出ない。音もしないし。ちゃんと皮の鞭をびしっと振るってもらいたい。

張飛の行く手に立ちふさがるのは厳顔。張飛は酒に酔ったふりをして計を仕掛けて厳顔を生け捕りに。しかし捕まった厳顔の台詞「わが州に首を刎ねられる将軍はいても、降伏する将軍はいない」が正確な日本語になっていない。ざんねん。

張飛は厳顔の助けで益州の諸城を抜き、諸葛亮より早く劉備と合流。宴席では諸葛亮との賭けに勝ったことで大得意。この場面では法正が劉備に向かって左、諸葛亮の向かいに座っている。いつの間にそんなに偉くなったのか。こういう場面の説明になるシーンを入れてほしいのに。また張飛諸葛亮の侵攻ルートがわからないので、どこをどう通ってどこで劉備と合流したのかがよくわからない。三国演義はいつもそうなのでしかたないけど。

そうこうしていると馬超が攻めてきて、誰を防ぎに出すかというところで、諸葛亮張飛を挑発するためいつもの小芝居(これも見てるとだんだん腹が立ってくる)をうって終わり。張飛関羽もいつも同じパターンで煽られて、内心、ふざけるなと思っていたにちがいない。