伝七捕物帳 花となった女

伝七捕物帳」58話 「花となった女」

客演は弓 恵子/岩下 浩/池田秀一。辻斬りが夜な夜な出て、大店の主人や番頭を襲う。ちょうどそのころ髪結い床にいい女が手伝いに入り、伝七がやにさがっていると聞いて小春姐さんはまたまたお怒りに。そのいい女が辻斬りに襲われるのだが、どうも様子がおかしい。仇討ちと駆け落ちがからんで、話は思わぬ方向に・・・という話。

弓恵子はやたらいい女という設定になってるわりには、ぜんぜん美人じゃないなあ。ほかに浅利香津代が出てくる。池田秀一はまた出てきた。最後は姉弟の仇討ちを伝七が止めさせて、辻斬りだった仇をお縄にするのだが、「罪もない町人が殺されてるんだ。無礼うちだ、敵討ちだ、殺しゃあすむってもんじゃねえんだ」という台詞は、罪人が獄門になることがわかってるのだから、ちょっと変じゃないか?まあ伝七は基本、侍ぎらいだからいいけど。

あと、悪人は侍で、辻斬りをやってたわりにはやたら剣術が下手。最後の指締めは、赤っ鼻とちょろ松が音頭を取ろうとして失敗、結局伝七が締める。あと、この回は勘太が出てきた。脚本吉田義昭、監督西山正輝。