空中一箱古本市

「空中一箱古本市」、広島市まちづくり市民交流プラザ

この土日に袋町小学校(と一体の施設になっているまちづくり市民交流プラザ)でやっている「空中一箱古本市」に行ってきた。一箱古本市というのは、ふつうの人が段ボール一箱分の本を持ってきて、一日古本屋さんをやるという「本屋さんごっこ」。なぜ空中かというと、この「まちづくり市民交流プラザ」の北棟と南棟の4階を連絡している渡り廊下があって、そのスペースを使ってやっているから。基本的に本好きの人が遊んでいるイベント。

出品者ひとりひとりが出している本の数が少ないので、速攻でいかねば、と思って11時のオープンに間に合うように行ってきた。基本的に小説を出している人が多かったけど、それなりに収穫あってよかった。鈴木智彦『潜入ルポ ヤクザの修羅場』、西原理恵子西原理恵子の人生一年生』、岡崎武志『古本検定』、武藤起一『シネマでヒーロー 監督編』、等々、二十冊あまりを購入。

客が黙って本を見ていて、店主も何も話さないふつうの古本屋と違って、ここは本を手にとって見ていると、出品者がどんどん声を掛けてきて、本を買って買ってとトークしてくる。こちらもちょっとお相手したりして、こういうのもたまにはいいかなと思う。トム・クランシーをあきらめたけど、あれはきっと図書館にあるはず。そう思いたい。

このイベントは古本市だけでなく、「ぷらっときんさい 愛Loveフェスタ」というイベントの一環でやっているもので、この「まちづくり市民交流プラザ」のスペースをあるだけ使って、雑貨の即売とか、演芸の発表とか、各国料理の模擬店(チヂミと、モンゴルの「ホーショール」なるものを買って食べた)とか、いろんな催しをやっている。ちょっと暑かったけど、まあまあイベント日和な一日。ここはうちからそんなに遠くないので、サクッと行けてべんり。

簡単なスタンプラリー(会場は広くないのでかんたんにまわれる)があって、スタンプを押したパンフレットをもっていくと、景品にいろんなものの中から一つを自由に選べる。単眼の小さい望遠鏡をもらってきた。ラッキーだ。明日もあるのでまた本を探しにいかねば。