ブックスひろしま2010

「ブックスひろしま2010」、まちづくり市民交流プラザ北棟5階研修室C

昨日、今日と本のイベントが街の中心地(袋町小学校の近所)であったので、2日とも行ってきた。

「裏袋」というらしい、袋町小学校の北側の道にあるお店の軒先を借りて一箱古本市のブースが20ちょっとできている。本はあんまり買わないようにしようと思っていたのに、こういうところに来るとついつい買ってしまうのである。だいたいはふつうの人が家にある本のあまったものを売りに来ているので、絵本とか軽い小説が中心。古本屋の相場に比べればやや高め。それでもたまに読みたいものがあるので、20冊以上は簡単に買ってしまうのである。

この古本市と並行して、本についての講演会がある。「まちづくり市民交流プラザ」というのはぜんぜん知らなかったのだが、袋町小学校の一角に、コミュニティ利用ができるこういうスペースがあったのだ。昨日行ったのは、「岡崎武志」というライター、書評家というか古本マニアの人の講演会。この人の蔵書は2万冊か3万冊あるそうで、一年で3000冊の本を買うとのこと。一日10冊くらい買っている計算になるのだが、いったいどこに置いているのだろうか。

とにかくそのくらい本が増えていくと、買っては売り、の繰り返しになっていくらしい。貴重な本ばかり持って行かれたときは涙が出ると言っていた。そりゃそうだろう。このくらいの蒐書家になると、本のページの書き込みすらネタになるらしく、なんだか宇宙人みたいなわけのわからない書き込みがしてある本を客に回覧させてくれていた。もと高校教師だったと言っていたが、とにかくおもしろい人だった。

この岡崎氏も一箱古本市の出品者だったので、今日は出かけてご自身の本を買ってきた。サインをもらったのでちょっとうれしかった。

今日の講演会は作家の見延典子とライターの北尾トロ。これもおもしろそうなので、見てみようとおもっている。ちなみにUstreamでも中継しているので(bookshiroshimaで見つかるはず)、見たい方はどうぞ。