2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧
司馬遼太郎『翔ぶが如く』、10、文春文庫、1980 『翔ぶが如く』の最終巻。人吉で敗北した薩軍は、豊後、日向に逃れて抵抗を続ける。政府軍は手を焼くが、兵力と物資に劣る薩軍は結局敗走。延岡付近で包囲され、西郷も終わりかと半ば覚悟するが、400ばかりの…
真鍋昌平『闇金ウシジマくん』、6巻、小学館、2006 やっと予約本が来たので、『ウシジマくん』の6巻から10巻を入手できた。 この6巻は、まるまる「フーゾクくん」編。しかもこのストーリーの第7回から始まるので、前の部分を読んでから時間がたっていると、…
川久保剛『福田恆存』、ミネルヴァ書房、2012 「ミネルヴァ日本評伝選」の一冊。きちんと書かれている。 福田恆存は1912年(大正元年)生まれで、1994年(平成6年)に亡くなった人。評論はいくつか読んだことがあるが、肝心の劇作家、翻訳家としての仕事をほ…
「マッサン」65-66話 マッサンの家を訪ねてきた鴨居の大将は、息子と口喧嘩。英一郎は憤然と去ってしまう。しかし、エリーは、大将が息子にマッサンとエリーに学んでほしいと思っている心の中を知る。マッサンも、大将の人の親としての顔を初めて見て、感慨…
「マッサン」61-64話 エリーが妊娠して、マッサンは大喜び。願掛けだと言って、酒も飲まなくなった。周りの人々はあきれている。 鴨居商店山崎工場では、ウィスキー製造が進んでいた。鴨居の大将も満足気。その夜、マッサンの家に鴨居の大将が、息子の英一郎…
アーシュラ・K・ル・グウィン(清水真砂子訳)『さいはての島へ ゲド戦記III』、岩波書店、1977 何十年ぶりで読んだ。初めて読んだ時と同じく、圧倒的な力をもつ話。読んでいて息が苦しくなる。 最初にエンラッドの王子アレンがローク島の学院を訪ねてきた…
「吉島湯」、広島市中区吉島西1-8-6 ここも客の少ない銭湯。吉島にある広島刑務所の裏にある。道はわかりやすいが、大きな通りからは見えないし、刑務所の周りにはお店が少ない。ここの周囲も住宅ばかり。 そんなに古い銭湯ではなく、おそらく1970年代に建て…
黒沢哲哉(編著)『よみがえるケイブンシャの大百科』、いそっぷ社、2014 これはお宝本。1970年代から80年代に子供の間で大流行していた「ケイブンシャの大百科シリーズ」を紹介する本。ケイブンシャ(勁文社)は、2002年に倒産するのだが、確認されているだ…
松本康治(町田忍監修)『関西のレトロ銭湯』、戎光祥出版、2009 貴重な関西地域の古い銭湯の記録。図版豊富。ほぼ全ページに写真があるので、実質、写真集みたいなもの。写真だけではなく、文章もついているし、何より、著者が「銭湯はどこを見るべきか」を…
「あゝ予科練」、西郷輝彦、鶴田浩二ほか出演、村山新治監督、東映、1968 東映戦記三部作というものがあり、「あゝ同期の桜」、「人間魚雷 あゝ回天特別攻撃隊」と本作がそれ。全部鶴田浩二が出ている。本作では、予科練の教官で出演。しかし主役ではなく、…
「快傑ズバット」20話、「女ドラゴン 涙の誓い」 女ドラゴンって…。これが放送された頃(1977年)もまだブルース・リーは流行ってたのか。 今回のダッカーは、青十字軍。って、パクリすぎだ。中ボスは、三谷昇だ。猫を抱いて怪しいスーツを着ている。十文字…
「快傑ズバット」19話、「悲恋 破られたラブレター」 前回もショボイお兄さんがふられる話だったが、今回は逆。テニスギャル(死語)がテニスのコーチにラブレターを渡そうとする話。 ギャルのおねえさんがラブレターを破ろうとしているところに、あらわれた…
「赤毛のアン」36話、「物語クラブのゆくえ」 夏のある日、バリーのお父さんが、アンとダイアナをホワイトサンドのホテルに連れて行って、夕食をごちそうしてくれる。ホテルには電灯がともり、ロブスターが出てきて、二人は食事を満喫。 翌日、二人がはじめ…
「立川談志ひとり会」、国立演芸場、1992.10.9 談志の昔の録画を見た。ネタは蒟蒻問答。 談志がまだ元気な時なので、晩年のつらそうな姿はなくて、ほっとする。うまいが、自分流に変えるということはなく、非常にふつうにやっている。 この録画では、演じ終…
「大学湯」、広島市南区翠2-14-2 ここは大学に近いわけではないのに、こういう名前。理由は広大付属学校(小中高)のとなりだから。付属学校と言っても、大学じゃないけどね。 比較的小さい銭湯だが、設備は新しく、浴場はキレイ。スチームサウナ、ジェット…
「TURN/陸から海へ トークシリーズ 会田誠」、鞆こども園、2014.12.7 鞆の津ミュージアムのトークイベント、2回めが会田誠だったので、行ってきた。 このシリーズ、宇川直宏、会田誠、エリイ、坂口恭平、みうらじゅん×根本敬、茂木健一郎、園子温×神楽坂恵…
「マッサン」、55-60話 マッサンは鴨居商店に入社して高額の給料が入るので、エリーに「ガスでもミシンでも好きなものを買っていい」という。エリーは、キャサリンにすすめられて、家を改築して洋風の近代建築にしてしまおうとする。 マッサンは、ウィスキー…
塩森恵子『素顔のままで』2、集英社、1984 『素顔のままで』の2巻。1巻も終りの部分で、主人公の女の子が、ボーイフレンドの姉が実は自分の父親の浮気相手だったということを知る場面で終わっていて、そのつづき。 結局、父親とボーイフレンドの姉は別れるこ…
「平和湯」、広島市中区基町18-5-226 「日の出湯」や「三本松湯」より、もっと客が入っていないのではないかと思われるくらいお客の少ない銭湯。客が少ないだけでなく、週休2日という、銭湯として成り立っているのかどうかが危ないライン。月曜日と金曜日が…
塩森恵子『素顔のままで』1、集英社、1983 昔の少女マンガ。塩森恵子は、『希林館通り』でファンになったが、その後少女マンガから自分が遠ざかったしまったので、あまり読んでいなかった。昔、日経新聞に子育てエッセイを書いていて、それは読んでいた。今…
「都湯」、広島市中区舟入幸町24-15 ここは客の少ないシンプル銭湯。瀬戸の湯に比較的近いところにあるので、集客には不利。あるいても3分くらいなので、設備のいい瀬戸の湯の方に客は集まるだろう。 サウナはなし。気泡が出るのが精一杯。浴槽も4人はちょっ…
司馬遼太郎『翔ぶが如く』9、文春文庫、1980 ほぼまるまる1巻が、西南戦争のクライマックス、田原坂の攻防戦にあてられている。田原坂に堅塁を築いた薩軍に、正面攻撃を仕掛けて失敗する政府軍。山県有朋の戦術指揮はヘタ扱いされている。 といっても、薩軍…
司馬遼太郎『一夜官女』、中公文庫、1984 司馬遼太郎の短篇集。全部戦国時代もの。しかし相互の話のつながりはなく、全部独立した短編からできている。全部の話にエロ要素がある。濃い、薄いはあるが、お父さんが喜びそうなサービスが行き届いている。国盗り…
「赤毛のアン」35話、「夏休み前の思わく」 クイーン組に入ったが、あいかわらずダイアナと仲良くしているアン。勉強への熱意もだんだん薄れてきた。そこに、ステイシー先生が学校をやめるという噂が出てきた。アンも、だんだん朝起きてくる時間が遅くなる。…
「三本松湯」、広島市東区尾長西1-5-7 ここは東区では1軒だけ残っている銭湯。近くに「天狗湯」もあるのだが、「休業」ということになっている。しかし、三本松湯のおばちゃんによると、昨年の10月からずっと休業しているということなので、再開はないかもし…
「快傑ズバット」18話、「危うし! シャボン玉の恋」 かわいそうな子供たちの施設に、いきなり毒ガスがまかれた。毒ガスをまいたのは、「黒ひげ党」。この頃、「黒ひげ危機一発」はなかったのかなあ。黒ひげ党と言っているので、戦闘員はひげをはやしている。…
「快傑ズバット」17話、「嘆きの妹 ふたりの健」 前回18話「殺しのぬれぎぬ 哀しみの健」の続き。早川健は、ナチスジャガーのおかげで牢屋に入れられてしまい、東条刑事も署長の命令で捜査から外される。 早川健はふところから爆薬を出して、牢屋のカギを爆…
「フューリー」、ブラッド・ピット、ローガン・ラーマンほか出演、デヴィッド・エアー監督、アメリカ、2014 ブラッド・ピットの戦争映画。本人が出演するほか、製作総指揮もやっているので、実際にブラピの映画。 ブラッド・ピットに興味はないが、この映画…
「威風堂々クラシック in Hiroshima」 広島国際会議場フェニックスホール、2014.11.30 コープランド 「市民のためのファンファーレ」 バーンスタイン 「キャンディード」 ジョン・ウィリアムズ 「スター・ウォーズ」 アーヴィング・バーリン 「シンフォニッ…
「威風堂々クラシック in Hiroshima」、中国新聞社、2014.11.30 ビゼー カルメン組曲 モーツァルト ファゴット協奏曲 第1楽章 モーツァルト オーボエ協奏曲 第1楽章 ほか、 マリンバ:石田真歩、石田真知、オーボエ:山中拓、ファゴット:白井薫 ピアノ:大植英…