2014-10-13から1日間の記事一覧

アナーキー・イン・ザ・子供かわいい

槙田雄司『アナーキー・イン・ザ・子供かわいい ”父親に成る”ということ』、アスペクト、2013 マキタスポーツが、本名名義で出している本。親バカ本である。 親バカ本といっても、マキタスポーツのことなので、「親バカになっている自分を離れたところから眺…

高学歴女子の貧困

大理奈穂子、栗田隆子、大野左紀子、水月昭道『高学歴女子の貧困 女子は学歴で「幸せ」になれるか?』、光文社新書、2014 これはかなり切ない本。著者のうち、水月昭道は、『高学歴ワーキングプア』、『ホームレス博士』の著者で、この本はそれらの「女性版…

左翼はなぜ衰退したのか

及川智洋『左翼はなぜ衰退したのか』、祥伝社新書、2014 あまりにも内容がない本。びっくりした。こんなもの、ふつう出版するかな。 著者は朝日新聞記者、1966年生まれとあるが、40歳をとっくにすぎてこの内容か?編集者は何もしてないでしょ。 最初の章に右…

ベスト珍書

ハマザキカク『ベスト珍書 このヘンな本がすごい!』、中公新書ラクレ、2014 これは傑作な本。著者の珍書コレクションから、超絶珍書をピックアップしたもの。 現在日本で刊行される新刊書は、約8万点。著者はそのすべてをチェックしている。そんなことがで…

インテリジェンスのない国家は滅びる

佐々淳行『インテリジェンスのない国家は滅びる 国家中央情報局を設置せよ』、海竜社、2013 タイトルにひかれて読んでみたが…、確かにおもしろいところはあるが、全体としてはあまりいただけない本。 アルジェリア人質事件で、日本人が多数死亡したが、それ…