#その他学校

学校の戦後史

木村元『学校の戦後史』岩波新書、2015 学校の「戦後史」となっているが、戦前期の学校制度の成立以後の事情にも触れられているので、日本における学校の歴史と社会、みたいな本になっている。 統計が多く出ており、これは非常にありがたい。学校制度は明治…

文部省の研究

辻田真佐憲『文部省の研究 「理想の日本人像」を乙女と150年』文春新書、2,017 辻田氏の新刊。これは文部省の歴史。教育勅語ネタと言うところから出てきたらしいが、これは良い着眼。 文部省は最初のうちこそ、学制を作るなど、非常に仕事が多かったのだが、…

日教組

森口朗『日教組』新潮新書、2010 微妙な本。著者は、元東京都職員、教育評論家という肩書。しかし、この本、もとは『SAPIO』の連載だ・・・。 日教組の簡単な歴史、学校内での組合の位置づけ、教員人事のあり方、都道府県教育委員会、県教組、教員(組合員と…

スクールセクハラ

池谷孝司『スクールセクハラ なぜ教師のわいせつ犯罪は繰り返されるのか』、幻冬舎、2014 著者は共同通信記者。自分で学校セクハラ問題の取材を行って、新聞連載された記事を書籍化したもの。 これだけセクハラが至るところで問題にされていても、学校では相…

よくひとりぼっちだった

モーリー・ロバートソン『よくひとりぼっちだった』、文藝春秋、1984 音楽家兼ジャーナリストほかいろいろ、の、モーリー・ロバートソンの最初の著書。ハーバードでの学生時代に書かれたもので、ほぼ大学入学までの時期の自伝。 父親がアメリカ人の医学者、…