楹虚

中島敦『楹虚』


使っている漢字変換ソフトで、「えい」(木偏のないもの)が出ない・・・。したがってタイトルがまちがっている。

春秋時代の衛の国、衛の霊公の子、荘公のおはなし。霊公もとんでもないが(この正室孔子を誘惑したとかいう南氏)、この荘公もかなりとんでもない。追放、復讐、悪事のやりすぎで自分が滅びました、というもの。同情する気がまったく起こらない。

まあ、論語の登場人物を思い出すと、ちょっととっかかりがあるが、自分にはこの話がわからない。どこが読みどころなのか?