村芝居

魯迅『村芝居』


田舎に芝居一座が訪ねてくる話。これはどうなっているのか、客は船で芝居を見に行くことになっている。おそらく川岸に適当に幕でも張って舞台をしつらえて、客は川に浮かべた船で見ているのだろう。

日本の本で中国の芝居は、むやみに叩いたり、叫んだり、踊ったりするものなので、劇場向きではないが、遠いところから見るとおもしろいものなのだと書いていて、作者も賛同するというようなことが書かれている。

芝居を見ながら主人公は豆が食べたくなり、畑から豆を盗んで茹でて食べている。この茹で豆がおいしそう。豆をつまみ、エビ(これはミミズを餌にして川で釣る)を食べながら、芝居を見るのがとてもたのしそう。