フェルメール展

フェルメール展」上野の森美術館


時間限定チケット制のこの展覧会、行ってきた。コミコミの日でなければ当日でも電話で予約を取って、発券してもらえる。非常に合理的なシステム。列ができていたので入れるのかと心配だったが、並んで15分もしないうちに入れた。「若冲展」みたいに3時間も4時間も並ぶのは勘弁してほしい。

中は2室あって、最初はフェルメール以外の同時代のネーデルラントの作家。ハルスやらいっぱいあった。昔見たハルスの絵は、この流派の標準的な画風なのだとわかった。このコーナーだけでもよい作品が揃っていて、かなりよかった。

フェルメールは9点出ていて、これは全部同じ部屋にある。一番最後に「牛乳を注ぐ女」があり、これが他を圧した出来。他は知らない作品だったが、初期の宗教画もあった。画題でわかるのはこれだけ(「マルタとマリアの家のキリスト」)。

これはちゃんと事前勉強が必要な展覧会。フェルメールはぼやっとして見てもよくわからないもの。大阪にも巡回するので、これはちゃんと予習して行くことにする。