制服ぬすまれた

衿沢世衣子『制服ぬすまれた』小学館、2018


衿沢世衣子の新刊。この人の本は、あまり気にせずに即買いすることにした。これはミステリ仕立て。

殺人すれすれの話から、表題作の制服泥棒の話など、この長さでサクッとまとまるのかとちょっと感動した。とにかく話のつくりがうまい。短編が上手にかけるのは、やはり話の構成がうまい人。オチも決まっている。

あと、やはり絵が魅力的。絵柄も好きだし、描線がマンガ向き。イギリスの美大を出てから日本でマンガ家をしていると紹介されているが、もともと能力がある人なのだろう。