海月姫 #1-3

東村アキコ海月姫』1-3巻、講談社、2009


アニメ、実写ドラマ、映画といろいろ展開している海月姫。どんなものなのかと思って読んでみたが、おもしろい。

主人公の月海といい、周りの女オタクや、天水館、蔵之介も、ありえなさそうな設定だが、おもしろいのでこれはアリ。というか、『めぞん一刻』をちょっといじったような感じ。キャラ設定や展開はぜんぜん違うが。

映画の月海役はのんだし、実写ドラマは芳根京子なので、それはその媒体だからアリ(特にのん)だが、本当はもうちょっときれいではない女優が演じて欲しい。また、尼~ず=天水館の住人たちは、非常にキャラが立っていておもしろく、こっちはきれいでなくてもいいので、美人に演じられるのは残念。

じつは磨いていないだけの、本当は可愛いオタクというパターン通りの話でもおもしろいのは、「クラゲおたく」の設定と、月海の性格。このマンガ、17巻まであるので、展開がいろいろあるはず。映像は時間がないけど、これは全部読む。

あと、巻末の東村アキコのエッセイまんががおもしろい。作者がおもしろくないと、このキャラ設定はできないと思う。