風と木の詩 #9-10
竹宮惠子『風と木の詩』 #9-10
9巻がセルジュの昔話。子爵様の後嗣とジプシーの高級娼婦との駆け落ちで生まれた子供がそんなに簡単な人生を送れることはないので、父親が亡くなると、祖父に引き取られることになるが、祖父も亡くなってしまい、祖母のもとへ。
祖母は愛情がある人だが、これも早くに亡くなり、セルジュは嫌味で財産目当ての伯母に引き取られる。伯母の娘のアンジェリンと微妙なことになりかけるが・・・結末は残酷。
10巻でやっと元の学院生活に時計が巻き戻る。今度は、ジルベール、セルジュ、オーギュスト、ロスマリネの関係はわかっているので、登場人物の微妙なやりとりを理解して読み進められる。オーギュストが学院にセルジュを訪ねてきたところでおわり。
ちょっと読むのを中断していたが、やっぱり次が気になりすぎる。なるべく時間を作らないと。