第9回 文化の祭典 小学校の部

「第9回文化の祭典 小学校の部」、展示の部(書写・図画工作)、アステールプラザ市民ギャラリー、2016.,2.25


小学生の書道と絵の展覧会。そんなのどうでもいいのだが、客が誰もいない(後で2人ほど来た)ので入ってみた。入口には小学校の先生とおぼしい、やる気のなさそうな紳士が3人ほど座っているだけ。

書道はいまいちよくわからない。そんなに上手い作品はないような。絵は、大半はよくある、小学校の教室の後ろに飾ってあるようなもの。しかしあなどるべからず、ちゃんと光っているものは光っている。20枚に1枚もないくらいだが、大人が見てもおもしろい絵はあった。

入口でもらったパンフレットに、作品を出した子供の名前、学校、学年が出ているのでわかったが、勝手に描いているのではなく、同じ学校、学年で同じ題で描いているので、図工の時間に決まった題で描いている。同じ題でも、デキのいいものは歴然としている。芸術は残酷・・・。

この展覧会は、子供とその親、教員しか見に来ないはず。デキのいい作品を描いている子供も、数年立てば絵のことなど忘れているだろう。しかし、作品はおもしろい。ただ並べておくのではなくて、特賞を出せばいいのに。来週の月曜日まで開かれているので、もう一度は行ってくる。