ダンジョン飯 2巻

九井涼子『 ダンジョン飯』2巻、KADOKAWA、2015


ダンジョン飯の2巻、おもしろさのペースがまったく落ちないどころか、むしろ上がってる。驚異的な面白さ。最初に出てきたのがゴーレム。これって食べられるのか?と思ったら、なんと畑にして野菜を育てるのだ。

オークも登場。これも食べるのではなく、登場人物みたいな感じ。煮ても焼いても食えないキャラで、そこがいい。宝虫、生ける絵画、水棲馬など、発想は相変わらず卓抜。

そしてストーリー回しのうまさ。アイデアに加えて、これがあるからこのマンガはすばらしい。前の巻でちょっとだけ出てきた主人公たちの設定がちゃんと生きている。巻末のあとがきマンガがさらにおもしろい。作者は底が知れない力量の人。3巻はいつ出るやら知らないが、このマンガは必ず全巻読むわ。