インドの仏

コルカタ・インド博物館所蔵 インドの仏 仏教美術の源流」、東京国立博物館、2015.5.8


大英博物館展でクタクタになっていたが、これだけでやめるともったいないので、こっちのインド仏教美術も見てきた。日頃めったに行かない表慶館での展示。

日本や中国の仏像を見慣れていると、全然違うので面食らう。仏像が作られる以前の仏教寺院の装飾からはじまって、転法輪や仏足石、クシャン朝の初期の仏像(ほとんどが、仏陀の生涯をストーリー展開するレリーフ)、菩薩像、神像、ストゥーパと仏、密教、経典、インド以外への拡大、と時代順に見せられる。

仏教はインドから来たという事実を再認識。当然ながら、ヒンドゥー美術とつながっている。こっちは極彩色ではないというくらいの違い。インドの仏陀は動きが豊かで、見ていてたのしい。