仕事文脈 4

『仕事文脈』、vol.4、タバブックス


この雑誌(正確には、書籍扱いだが、年に1、2回刊行されるで、実質的に雑誌)、vol.3まで読んでいたが、タコシェで見たら、vol.5まで出ていた。

この号のタイトルは、「安全と仕事」。会社をやめちゃったとか、車にひかれて後遺症が残ったあとでマクロビオティック料理研究家になったとか、31歳でマンガ家から就職活動を始めたとか、確かに「安全と仕事」について、考えさせられる内容。定職があって、毎日安心してごはんが食べられる人ばかりではないのだ。

「鞆の津ミュージアム」で展覧会をやっていた山下陽光という人が、「結婚式と称して、綱島温泉で1000円でパーティーをやる企画」をやっていて、「働かないで暮らせる世の中になってまいりました」というタイトルの雑誌連載をしていたという記事には、ちょっと安心。お金のない人はないなりになんとかやっていけることもある。

しかし、一番安心した記事は、この雑誌のvol.1で、職探しをしていた大学院生の近藤佑子という人が、就職活動を続けてIT系の出版社に就職したというもの。この人はどうなっちゃうんだろうと気になっていたので、ちゃんと会社員になれたとわかって、ほっとした。この人が無事に仕事をしながら生きて行けますように。