オメガJ

小林源文『オメガJ』、集英社、1997


小林源文の特殊部隊ものマンガ。もちろん特殊部隊は自衛隊のもの。秘密任務で国外に出て行って大暴れだ。この設定はほかにも読んだ記憶があるが、これが何冊目なのかは知らない。

行き先は、ザイール、ロシア、コロンビア、イラク。ロシアでは、旧KGBオウム真理教が仲良くしているあたりに時代を感じる。イラクには日本から輸出された「プルトニウム濃縮プラント」(何それ?)の爆破に行く。昔は、イラクの核査察はしょっちゅう騒ぎになっていたのを思い出して、これもなつかしい。

小林源文のマンガにいつも出てくる、佐藤三佐と中村三曹のコンビは今回も活躍。このキャラもイキイキしている。最後もページには、これもいつものウサギが出てきて、サバゲーの格好をしている。かわいいね。

「これが特殊部隊だ!」というタイトルの特殊部隊の紹介ページがある(これは文章)。日本じゃない特殊部隊ものも描いてくれればいいのに。こちらは、実録ものの本がたくさんあるから、むしろ描きやすいと思うのだが。