国境線の謎がわかる本

造事務所(編著)『国境線の謎がわかる本』、大和書房、2008


国境トリビア本。監修者にこの系統の本を多く書いている吉田一郎の名前があるが、著者は編集プロダクション。

特に目新しいことは書いていないのだが、マイナーな国の成立に関する部分は、知らなかったので役に立った。ブルネイUAE、マルタ、グリーンランドアンドラボスニア・ヘルツェゴヴィナ、スペイン領セウタ、レソトスワジランドナミビアソマリア、仏領ギアナ西インド諸島あたり。

といっても、この本にしかない情報というのはない。薄いことと、全部の項目に地図が出ていることがメリットといえばメリット。これだったら監修者が書いた本に当たったほうが早い。