林哲司・半田健人昭和音楽堂 島倉千代子さんを偲んで

林哲司半田健人昭和音楽堂」 「島倉千代子さんを偲んで」、2013.12.21


録音をとっていたので、ひさびさに聞いたこの番組、なんと田舎放送局RCC中国放送は、2014年1月から放送をやめてしまったのだ。最悪な局だわ。この番組は、トーク部分はインターネット上にアップされているのだが、権利の関係で楽曲部分はない。かかった曲を知っている場合はそれでいいが、知らない場合はどうしようもない。ほんとに悲しい。

この回は島倉千代子追悼特集で、かかった曲はこれ。

1 ・ 「この世の花」 / 島倉 千代子 (1955年・昭和30年)
2 ・ 「東京だヨ おっ母さん」 / 島倉 千代子 (1957年・昭和32年)
3 ・ 「からたち日記」 / 島倉 千代子 (1958年・昭和33年)
4 ・ 「星空に両手を」 / 島倉 千代子 (1963年・昭和38年)
5 ・ 「ほんきかしら」 / 島倉 千代子 (1966年・昭和41年)
6 ・ 「愛のさざなみ」 / 島倉 千代子 (1968年・昭和43年)
7 ・ 「サーシャわが愛」 ~「宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち」・挿入歌/ 島倉 千代子 (1979年・昭和54年)
8 ・ 「積木くずし」~映画版「積木くずし」主題歌 / 島倉 千代子 (1983年・昭和58年)
9 ・ 「人生いろいろ」 / 島倉 千代子 (1987年・昭和62年)

「この世の花」は、デビュー曲。デビュー時16歳で、200万枚の大ヒット曲。

「東京だヨ おっ母さん」「からたち日記」は、聞いたことあり。「からたち日記」はセリフ部分があった。この曲が初出の時は生まれていないので、けっこう後になっても歌われていたということ。島倉千代子は、年をとっても歌っていたが、若い時から声が変わってない。

「星空に両手を」はデュエット曲。「ほんきかしら」はコーラス付き。「愛のさざなみ」はムード歌謡っぽい。

「サーシャわが愛」は、珍品。これでも阿久悠作詞。このころのヤマトは見ていないので、これも初めて聞いた。「積木くずし」は、作詞が穂積隆信ご本人。作曲は五輪真弓。こんな仕事もしていたのか、と思うような、イメージの違う曲。

「人生いろいろ」はさすがに聞いているが、「うまさを聞かせる」タイプの歌ではない。むしろ島倉千代子の曲の中ではいちばんうまくない歌。しかし楽曲としてはよくできているし、あとは島倉千代子の味。

島倉千代子の最後の曲は、亡くなる直前のリリースだったそうだ。この前、細木数子の伝記を読んだばかりなので、細木数子に目一杯搾り取られていた島倉千代子にとりわけ同情が募る。しかしさすがに大歌手だけあって、上手いのは確か。