3.3.7 ビョーシ!! 1

久保ミツロウ『3.3.7 ビョーシ!!』1、講談社、2001


能町みね子ばかりにかまけていないで、久保ミツロウの方も読まねばと思って、図書館に行くと、これが3巻まであっただけで、「モテキ」と、「アゲイン!!」は一冊もなし。「トッキュー!!」は全巻あったが、これは作画だけだからパスして、とりあえずこちらの3巻までを借りてきた。

1巻読んだだけだが、ふつうにおもしろい。田舎出の応援部員の高校生がいきなり東京に出てきて、ホストクラブでバイトさせられたり、キャバクラに連れて行かれたりするという出だし。

主人公の応援部員、福田新一、ダサいが、ゴツゴツマッチョな感じでなくて、かわいい顔に描かれているのがよい。子供で童貞なので、ちょうどよいのだ。周りの人々は海千山千。予備校の同級生、のぶ代が夜はキャバ嬢で、いかにもありげな感じだがこちらは女の子としてとてもかわいい顔に描かれているところもよし。作者は、女の子を描かせるとうまいわ。