西島大介、松田洋子トークショー

西島大介松田洋子トークショー」、アクアホール、2013.6.2


これは、「第3回広島本大賞」という書店員とタウン誌編集者によるご当地関連本に対する賞の授賞式を兼ねて、行われたもの。今年はマンガから選ぶことになっていたので、大賞に西島大介『すべてがちょっとずつ優しい世界』講談社と、特別賞に松田洋子『ママゴト』エンターブレインが受賞。ちなみに西島大介は、作品も含めて全然知らなかった。この作品も福島原発関連で、広島には直接関係はないらしいのだが、原発がらみということと作者が現在広島在住ということで決まったらしい。自分は、もちろん松田洋子目当てで行ってきた。

トークショーは30分ちょっとであっという間に終了。もっと長くやるかと思ったが。作品執筆のエピソードとか、今後の執筆予定とか、そういうもの。会場にも質問を募っていたが、西島大介に一人出ただけ。みんなおとなしい。自分も質問考えてなかったが。

トークショーのあとはサイン会。これのために、『ママゴト』の1巻を持っていったのだ。列の並びを見ると、圧倒的に西島大介目当ての人が多かった。受賞作のほか、ベトナム戦争もの『ディエンビエンフー』ほかいろいろ描いている人。

自分は松田洋子の列に並んで、ちゃんとサインをもらってきた。『ママゴト』に出てくる子ども、タイジのイラストつき。松田洋子は長年ファンなので、いろいろ話を聞いておけばよかったと後で後悔したが、こういう時にはだいたいあまり話すことを思いつかないもの。昔から(『秘密の花園結社リスペクター』以来の)ファンですとだけしか言えなかったが、少しでも気持ちよく帰ってもらえたらいいと思う。

松田洋子ご本人を見たのは(写真は見たことがあるが)はじめてだが、小柄で静かな感じの人。実家は福山市なので、受賞作も福山弁が入っている。お酒は全然飲めないので、スナックの様子は想像で描いたということでした。それにしては、ちゃんと描けているのはさすが。またサインをもらえる機会があるといいな。