八重の桜 22話

「八重の桜」22話、「弟のかたき」


尚之助は、戦術を学ぶために江戸に向かうが、容保はわずかな供を連れて帰国。この場面、会津兵は洋装で、フランス語の号令を受けて敬礼している。このくらいのところまではいっていたのね。

尚之助や藩士たちも戻ってくるのだが、持ち帰ったのは戦死した三郎の軍服と、覚馬が薩摩兵に捕らえられたという報告。覚馬は薩摩に捕まった以上はすでに処刑されただろうというのが尚之助の話。八重は兄と弟の死を信じないが、権八は尚之助にきちんと報告の礼を述べている。

藩では、容保が戻ったので今後の方針を協議するが、あくまで恭順を主張する頼母に対して、容保の決定は、「恭順するが、薩長側が攻めてくれば戦う」というもの。頼母は、今、薩長に対して戦争するのは無理だと止めるが、会津藩兵は、洋式戦術で再編され、子どもから壮年まで動員してやっと3000人の軍ができあがる。

薩長軍は西国諸藩の軍と東下し、江戸攻撃は勝と西郷の談判でとりやめになる。京都で牢に容れられていた覚馬は、必死で意見書を書いて提出。西郷は、これに目を通して覚馬を処刑しないことにする。あれ、西郷はさっきまで江戸にいたのでは?いつの間に京都に戻ってるのか。薩摩は、何が何でも会津を潰すつもりで、容保の首を要求する。西郷は、意見書を読んで会津と妥協することも考えるが、江戸から逃げだした佐幕派会津に集まっていると聞き、やはり会津は潰してしまうことに決めた。


この回は、会津藩兵の朝連の様子が映っている。調練の指揮は頼母と大蔵の監督の下で、尚之助が取っている。洋服を着ているのは大蔵と尚之助だけ。調練も基本的には進退だけで、藩兵は銃は持っていない。これから反射炉を作るとか言っているが、このタイミングでは間に合うわけはないか。

牢に入れられている覚馬は、ガラガラ声で西郷に直接嘆願しているが、この後出番があるのかなあ。最後のところで、斎藤一が登場して、八重と会話。八重は覚馬の安否を問いただすが、当然斎藤は知らない。来週が戦争準備で、再来週から8月までが戦争らしい。それなりにお金をかけた戦闘シーンだといいが、鬱展開も困るし…。