草間彌生 永遠の永遠の永遠

草間彌生 永遠の永遠の永遠」、国立国際美術館

これはこの前まで大阪の国立国際美術館でやっていた、草間彌生大先生の展覧会。美術館まで行くと、草間彌生印の水玉模様の赤い風船がボコボコ外に生えていた。美術館って、9時開場だろうと思って行ったら10時開場だったので、外で待ちぼうけ。にもかかわらず開館時には50人くらい人の列が。草間彌生、恐ろしい。

そして、中に入ると比較的最近のものと見える絵が、ガンガン並んでいた。近寄ってみると、雑に描かれているようなのだが、3メートルくらい離れてみると、ちゃんとりっぱな絵になっている。そして驚くべきはその数。100枚くらいあったのでは?草間大先生は、この2年間ほどで、150枚くらい描いているのだという。芸術は数だよ兄貴!

最近の草間彌生の創作現場を映したドキュメンタリービデオが上映されていて、大先生は「わたしって天才よねぇ」を連発。周囲は大先生にうなずくのみ。さすがだわ。そして大先生のお言葉「わたし、大好き」が会場に大書されている。すばらしい。とにかく、人間芸術工場という感じ。大先生は1929年生稀だから、今年83歳におなりだ。いい加減枯れたらどうかとも思うが、そういう言葉は大先生の辞書にはないらしい。

展覧会の中のいくつかのコーナーは写真撮影可になっていて、みんな写真を撮りまくっていた。そして、出口には「草間彌生先生にメッセージを贈ろう」と書かれたノートがおいてあって、客たちの熱いメッセージが。大先生もちゃんとレスポンスを返していておどろいた。もちろん自分も「草間先生大好き!」と一筆書いておきました。

一番ウケたのは、出口の物販コーナーで、水玉模様のついたロールケーキが大先生印で売られていたこと。けっこう買ってる人いたわ。まあ、iPhoneのカバーより安いし、食べたらなくなるから、場所もとらなくてgood。何から何まで大先生のパワーに圧倒されまくった。芸術家はこうでなくては。