電人ザボーガー 2話

電人ザボーガー」2話 「これが秘密殺人強盗機関Σだ」

電人ザボーガーの2話。先週に引き続き、非常におもしろい。

敵の組織、「秘密殺人強盗機関Σ」っていったい何なの?まず名前が長すぎる。それに「殺人強盗機関」って、組織の目的がそれなのか?悪の組織といったって、世界征服とか何とか、それっぽい目的はないの?そして、「秘密なんとか」と言っている割に、組織のマークを自動車のドアに貼り付けて行動って、どうなのよ。さらにその組織のマークは「Σ」を図案化したらしいのだが、Σとは向きが逆になっていてΣに見えないって、それもどうなのよ。なんだかツッコミどころが多すぎ。

この「Σ」の幹部が順番に紹介されるのだが、エレキアンデス、ヨロイバロン、フランケンG、ハリケーン大陸、キングアフリカ、アパッチドリル、海賊ジャックって、ネーミングセンスはどうなの?特に「ハリケーン大陸」って、人の名前じゃないし。微妙すぎ。今回活躍の「エレキアンデス」は、北九州男。なつかしいな。そして、腕が武器になっていて、そこから電流みたいなものが流れて相手を殺す、というものなのだが、この造型が安くて泣けた。おまけに簡単に大門豊と新田警部に捕まってるし。微妙すぎる。

ザボーガーは、「大門豊の怒りの電流が高まらないと呼んでも来ない」という設定になっているらしく、最初の肝心な時に大門が呼んでも動かない。それじゃ役に立たないだろうと思っていたら、次からは呼ぶとすぐにやってくる。ということは大門豊はずっと切れまくりということか?

そして敵の怪人。「カマギラー」というのでカマキリだと思うのだが、見た目は「カエル」にしか見えない。ケロヨンだ。腕の先が電ノコになっていて、腕だけ飛んできてなんでも切りまくるというものなのだが、これはいわゆる「テキサス・チェーンソー大虐殺」の先駆だろうか?まああっちは別に電ノコは飛んではいなかったが。そして、電人ザボーガーが出てくるとあまりにも早くやられた。弱い…。

とにかく、敵「Σ団」の微妙さ、ザボーガーが呼んでも来ないところ、怪人の情けなさ、大門豊がひたすら熱くなってるところ等々、見所多すぎる。

決めは、次回予告のナレーションを敵のボス、悪之宮博士自身がやるところ。これはヒーロー物としてはちょっとないパターン。博士が「見てくれ」とおっしゃってるんだから、必ず来週も見ますよ。たのしみすぎる。