花のズボラ飯

久住昌之(原作)、水沢悦子(マンガ)『花のズボラ飯』、秋田書店、2011

各所で話題の「花のズボラ飯」。ようやく図書館で借りてきた。これ、マンガ描いてるのはどう見ても、うさくんでしょ。絵がいっしょじゃんか。このほわんとかわいい感じの絵柄に、スクリーントーンをあまり使わないらしいまめな描き込みは、このマンガの世界に非常にあっていると感じる。

主人公の駒沢花(30)のズボラ主婦生活だが、部屋の汚さはうちよりちょっとマシという程度ながら、このズボラメニューはどれもおいしそうすぎる。自分としては、卵かけご飯の卵を別容器に溶いてしょうゆをまぜてかける(ダンナはそうしていると描かれている)のではなく、直接卵をごはんに落として、しょうゆをほんの少し垂らして食べるところが非常にツボ。しょうゆのかけすぎはおいしくないし、卵が残らずごはんにかかってムダがないのだ。

ズボラ飯なので、宅配ピザも高級肉のステーキも、手間がかからないものはすべてレパートリーに入る。高級肉を焼いて、つけあわせがないので、焼き肉のタレをかけてごはんをいっしょに食べてしまうところなど、にくいね。すべて食指をそそる感じ。しかもズボラなので、自分にでもできそう。

ネットにはレシピもけっこうのっているので、今度ためそう。ていうか、マンガ買ったほうがいいね。