マコちゃん絵日記 1巻

うさくん『マコちゃん絵日記』1、茜新社、2009

やっと読めた『マコちゃん絵日記』。主人公は綿貫真琴、小学校5年生。ぬいぐるみ職人の父、パート主婦の母、中学3年生のおにいちゃんの4人家族。このマコちゃんの日常がだいたいのおはなし。掲載誌は読んだことはないが、どエロのロリコン雑誌らしい。で、著者も基本的にはロリコンマンガの人なのだが、この作品は一般向け。ちょっとエロがらみのネタはあるが、一応全年齢向け。

主人公のマコちゃんが、ちゃんと小学生の世界を展開していて、妙におとなおとなしていないところが非常によし。マコちゃんの友だちや周りの人々も、完全に小学生の視線に入るキャラクター。これはちょっとよい。

絵柄も、美少女っぽくなく、ちょっとプクッとした小学生で、これがマンガの内容とマッチしていい感じになっている。おとうさんやおかあさんも、大人だけど子供っぽい絵柄で描かれていて、なごめる。

ストーリーは特別おもしろいというものではないが、小学生の日常はこうだったかなあという感じで楽しく読める。これはシリーズ全巻を買ってしまっていたので、つまらなかったらどうしようかと思っていた。全部読んだら図書館に寄贈してしまおう。それまではゆっくりたのしむのだ。